2007年12月28日 23:51
37歳探偵陣内拓郎×29歳ヤクザ天海泰雅
お気に度 4点 H度 4点
待ってました!
「さよならを言う気はない」の続編です。
とてもいいラストになっていますが、「地雷」も埋まってます。
今回、私は、大丈夫でしたが、ダメな人には、全然ダメだと思いますので、まず、地雷のネタバレ。
受け・天海が、乱交にふけってます。
白人二人と黒人一人に弄ばれ、SMにも付き合い、享楽的に時間を過ごしたようです。
日本人の観客付きで。
詳細な描写はありませんが、かなり「エグイ」ものだったのだろう、と簡単に想像できる程度には、描かれています。
これが、「輪姦」なら、私は受け付けないのですが、「合意」の上の行為です。
陣内に対して、不誠実とは思いますが、大人のすることですから、私には、ギリギリ許容範囲でした。
「痛いと痛々しい」が混ざったような気持ちで、読みました。
「天海自ら望んだ痛み」ということで、なんとか耐えられましたが、やっぱり、こういうシーンは、好きになれないな、とも思いました。
別の「痛み」を作ることはできなかったのかな〜。
「DEAD〜」シリーズのときも思ったのですが、英田さんは、意外と「ゴーカン&第16代大統領」シーンが、好きだったりするのでしょうか?
だとしたら、これから作家買いは、考えてしまうな〜、とか思ったりしました。
さて、前作で12年の葛藤を乗り越え、どうにか「恋人」になった二人。
相変わらず、天海優位の夫婦漫才を日々、繰り広げています。
そんな天海のにコンタクトを取ってきたのが、天海の弟・泰智。
用件は「末期がんの母親に会って欲しい」ということでした。
しかし、天海は、母親に会いたいと考えていません。
また、「肉親同士なのだから、お互い、『会いたい』と思ってるはずだ」と信じてる泰智にも、嫌悪を感じます。
過去と向き合う必要も感じません。
しかし、そんな天海に「会うべきだ」という陣内。
天海の「過去」と「家族」が中心で、話が進みます。
母親の気持ちも、弟の気持ちも、なんだかわかる気がします。
「悪い結果になる可能性」も想像しつつ、天海に母親との面会を進めた、陣内の信念も、理解できる気がします。
天海の中に、やるせなさや、葛藤があるはずなのに、「何も感じない」という気持ちもわかる気がします。
一度、壊れた家族関係というのは「単純なようで複雑」なのかな、と思ったりしました。
結果、「家族」に対する幻想を、きれいに打ち砕いてくれます。
ドリーミンにならないところが、英田さんのお話っぽいな〜、といたましい気持ちになりました。
そして、母親の訃報を聞いた天海の気持ちを考えると、惨いのか可愛そうなのか、すっきりしたのか、悲しいのか。
色々と考えてしまいました。
「乱交」にまで発展してるのに、今回は、陣内と天海の間に、大きな波風は立ちません。
「痴話ゲンカ」とかのレベルではない、というほうが正確なのかな?
「別れるか、信じるか」という「覚悟」を、陣内が、天海に求めています。
この巻で二人が本当の「恋人」になったのかな、という気がしました。
次は、「賀持×那波」のお話がいいです。
主役二人は、今後、恋愛面では、大きな問題にぶち当たることは、なさそうだなあ、と思います。
探偵×ヤクザなので、大事件は起こりそうですが、「ラブ」部分は、安定してそうです。
それに、陣内×天海だと、我那覇が絡んでくることは間違いなさそうなので、それが本当にイヤ。
我那覇、気持ち悪いし、うざったいです。
なので、「賀持×那波」をラブにしつつ、陣内と天海の近況をちょこちょこお知らせしてもらえるのが、一番いいかなあ、と思いました。
この賀持と那波は、天海ラブなところが、とってもよく似てるのに、「二人で食事するなんて考えられない」という関係のようで、不思議です。
ぜひ、私の謎を解いてください。
よろしくお願いします。
大人エロシーンが、随所にありますが、「乱交シーン」を考えただけで、かなり萎えます。
陣内×天海のHシーンは、「テレのない大人エロ」という雰囲気でよかったですが、ちょっと萌えきれませんでした。
amazon英田サキ
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